ビジネスに欠かせないITの基礎知識について説明します。

IT関連の用語は難しく見えますが、一つ一つ見ていけばそんなに難しくありません。
基本をしっかり押さえておきましょう。

パソコンをつなぐ技術、ネットワーク用語

ここでは普段使っているネットワークなどの技術、それに関する用語について説明します。

ネットワークとは

ネットワークとは複数のパソコンをつなぐ技術のことです。複数のパソコンでプリンタやデータの保存場所を共有しデータをやり取りできます。インターネットは最も普及しているグローバルなコンピュータネットワークです。
LANはローカルエリアネットワークの略で会社や自宅など外部に公開しないネットワークです。
社内 LAN は社内のネットワークを指します。



ネットワークへのアクセス

パソコンを社内 LAN につなげる方法は2通りあります。
一つは有線LAN、もう一つは無線LANです。


有線 LAN はパソコンにケーブルをつないでネットワークに接続します。
無線 LAN はケーブルを使わずWi-Fi を通してネットワークに接続します。
それぞれのメリット、デメリットは下の表のとおりになります。

LANの種類メリットデメリット
有線LAN安定した動作
回線速度
配線が手間、邪魔
無線LANどこからでも接続可能回線が安定しない


社内LANから出てインターネットにつなぐアクセスために必要な機器をルータと言います。
ルータからインターネットに繋げることで社内 LAN に繋がっているパソコンはインターネットに接続できます。

ウェブサイトに関する用語

インターネット上で公開されている webサイトや利用できるサービスは同じくインターネット上にあるサーバで管理されているのが一般的です。
サーバはウェブサイトをはじめとし様々なファイルを置き、管理したり利用したりを実現しています。
近年はよりユーザーにとってより使いやすいインターネット上の空間としてクラウドと呼ばれるサービスもあります。
これらのインターネット上にデータを送ることをアップロード、インターネット上から手元のパソコンにデータを持ってくることをダウンロードと言います。

ウェブサイト、ホームページについて

インターネットを見るアプリを ウェブブラウザと呼び代表的なアプリには「Edge」や「Google chrome」、 「safari」 があります。
またウェブサイトには必ず URL と呼ばれるアドレス住所が決まっています。
URL を伝えられた場合、アドレスバーに入力すればそのウェブサイトを開けます。
また相手に URL を伝えることで目的のウェブサイトを共有できます。
なお多くの場合、ウェブサイト ウェブページ ホームページは同じ意味で使われます。

メールの基礎知識

メールアプリには通常、送信先に 「TO」、「CC」、「BCC」 の3種類があり目的に合わせて使い分ける必要があります。

TO

使い方の例:一人、もしくは複数人に「TO」で送信する

同窓会の案内など送信先の一人一人に内容をきちんと確認して欲しいメールはすべて「TO」で送信します。

CC

使い方の例:一人に「TO」でその他には 「CC」 で送信する

メールを伝えたい主な相手を「TO」に入力します。
メールの内容を念のため伝えておきたい相手は「CC」 に入力します。
例えば取引先の担当者とのメールを担当者の上司や自分の上司に報告を兼ねて送信するときは 「CC」 に入れます。

BCC

使い方の例:一人に「TO」でその他には 「BCC」 で送信する

基本的な考え方は 「CC」 と同じです。
ただし 「BCC」 ではそこに入力した相手のメールアドレスが他の相手には公開されません。
例えば自分の上司に報告を兼ねて同じメールを送信したいが上司に伝えていることをあえて取引先には知らせたくないといったときなどに使います。