MOS(Microsoft Office Specialist)資格の取得を目指しているけれど、「どうやって勉強すればいいの?」「独学でも合格できる?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、MOS資格の効果的な勉強方法について、独学と通学それぞれのメリット・デメリットを踏まえて詳しく解説します。自分に合った学習方法を見つけて、効率的に合格を目指しましょう。
MOS資格とは?取得するメリット
MOS資格は、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointなどのスキルを証明する国際資格です。履歴書に書ける実務的な資格として、就職・転職活動で高く評価されています。
特にExcelのスキルは、事務職や営業職など幅広い職種で必須となっており、「面接でエクセルできますと言えるレベル」を客観的に証明できる点が大きなメリットです。
独学での勉強方法|参考書と模擬試験を活用
普段からOfficeソフトを使い慣れている方なら、独学でも十分に合格を目指せます。ここでは、独学で効率的に学習を進めるための具体的な方法をご紹介します。
参考書選びが合格の鍵
MOS対策の参考書として特におすすめなのが、FOM出版の教材です。
実際の試験形式に沿った構成になっていることが特長です。まずは参考書を使って、一通りの操作を体験してみましょう。この段階では完璧に覚える必要はありません。「こんな機能があるんだ」「こういう操作をするんだ」という感覚をつかむことが大切です。
模擬試験で実践力を身につける
参考書での学習が一通り終わったら、次は模擬試験に取り組みます。模擬試験もFOM出版の教材がおすすめです。
模擬試験での学習は2段階で進めましょう。
練習モードでは、わからない問題があったらすぐに答えを見てOK。操作方法を確認しながら、確実に身につけていきます。完璧に覚えようとせず、何度も繰り返し練習することで自然と操作が身につきます。
本番モードでは、実際の試験と同じ時間制限の中で問題を解きます。ここで重要なのは時間配分の感覚を養うこと。本番の試験時間は50分ですが、見直しの時間も確保できるよう、45分程度で解き終わる練習をしておくと安心です。
独学には環境が必要|意外と見落としがちな注意点
独学でMOS対策を始める前に、必ず確認しておきたい重要なポイントがあります。これらの条件が整っていないと、せっかく参考書を買っても学習が進まない可能性があります。
パソコンにOfficeがインストールされていること
当たり前のようですが、これが最も重要な前提条件です。MOS試験はMicrosoft Officeの操作スキルを測る試験ですから、実際にパソコンにOfficeがインストールされていなければ練習できません。
特に注意が必要なのは、Officeのバージョンです。MOS試験には「MOS 365」「MOS 2019」「MOS 2016」など複数のバージョンがあり、自分のパソコンに入っているOfficeのバージョンと受験するMOS試験(教材)のバージョンを合わせる必要があります。
バージョンが異なると、模擬試験が動作しないので、気をつけましょう。
画面サイズは学習効率に直結する
もう一つ見落としがちなのが、パソコンの画面サイズです。
MOS試験の画面は、問題文とOfficeソフトの両方を同時に表示する必要があります。小さなノートパソコンや古いモニターでは、画面が狭くて作業がしにくく、学習効率が大きく下がってしまいます。
実際の試験会場では大きめのモニターが用意されていることが多いため、普段から大きな画面で練習していないと、本番で戸惑う可能性もあります。最低でも15インチ以上、できれば17インチ以上のディスプレイでの学習をおすすめします。
Macユーザーは特に注意
Macをお使いの方には残念なお知らせですが、FOM出版の模擬試験ソフトはMacでは動作しません。
Mac版のOfficeを使っている方でも、模擬試験の練習にはWindowsパソコンが必要になります。これはMOS試験そのものがWindows環境で実施されることが多いため、Windows環境での学習が推奨されるからです。
MacユーザーでMOS資格を取得したい場合は、別途Windowsパソコンを用意するか、パソコン教室など学習環境が整った場所で学ぶことを検討する必要があります。
効率よく学びたいならパソコン教室が最適解
ここまで独学の方法をご紹介してきましたが、以下のような方には通学での学習をおすすめします。
こんな方は通学を検討しましょう
- パソコンにOfficeがインストールされていない
- 画面サイズの小さいノートパソコンしか持っていない
- Macユーザーで模擬試験ソフトが使えない
- そもそもパソコンを持っていない
- 短期間で確実に合格したい
- わからないことをすぐに質問したい
通学の最大のメリット|学習環境がすべて整っている
パソコン教室なら、最新のOfficeがインストールされた大画面のパソコンが用意されています。自宅にパソコンがない方でも、教室に通うだけですぐに学習を始められます。
また、模擬試験も教室のパソコンで何度でも練習できるため、「ソフトが動かない」「バージョンが合わない」といったトラブルに悩まされることもありません。
インストラクターのサポートで学習効率が劇的に向上
独学で最も時間がかかるのが、「わからない部分を調べる時間」です。操作方法がわからず、インターネットで検索しても答えが見つからず、結局何時間も無駄にしてしまった経験はありませんか?
パソコン教室なら、わからないことがあればその場ですぐにインストラクターに質問できます。問題の本質を理解し、正しい操作方法を身につけることで、学習時間を大幅に短縮できます。
さらに、インストラクターは「試験でよく出るポイント」や「つまずきやすい箇所」を熟知しているため、効率的な学習計画を立てることができます。
短期集中で合格を目指せる
パソコン教室の多くは、短期集中コースを用意しています。数日から数週間の集中学習で、効率的に合格レベルまで到達できるのは通学ならではの強みです。
独学では数ヶ月かかる学習も、プロの指導とサポートがあれば大幅に時間を短縮できます。就職・転職活動で「○月までに資格が必要」という明確な期限がある方には、特に通学がおすすめです。
あなたに合った学習方法を選びましょう
MOS資格の勉強方法をご紹介しました。
独学が向いている方
- パソコンに適切なバージョンのOfficeがインストールされている
- 大きな画面のパソコンを持っている(Windowsパソコン推奨)
- 普段からOfficeソフトをある程度使い慣れている
- 自分のペースでじっくり学習したい
- 費用を抑えたい
通学が向いている方
- パソコンやOfficeソフトを持っていない
- 短期間で確実に合格したい
- わからないことをすぐに質問できる環境が欲しい
- 学習計画を立ててもらいたい
- 確実に合格できる環境で学びたい
どちらの方法を選ぶにしても、大切なのは「継続すること」と「実際に手を動かして練習すること」です。
パソカレッジでは、25年以上にわたってパソコン初心者の方々をサポートしてきた実績があります。MOS資格取得を目指す方に対して、一人ひとりの学習ペースに合わせた個別指導を行っています。
「自分に独学が合っているか」「どのバージョンのMOS試験を受けるべきか」など、お気軽にご相談ください。あなたのMOS資格取得を全力でサポートいたします。

1996年の開校以来、個別指導を通じて1万人を超える受講生の学習をサポート。特にExcel指導に強みを持ち、初心者から上級者まで幅広いレベルの方々に実務で即戦力となるスキルを提供している。
大手金融系企業や製薬会社をはじめとする法人研修でも採用されているオリジナル教材の開発・監修に携わり、現場のニーズに即した実践的な指導内容を追求。MOS資格対策では98%という高い合格率を実現。パソコン学習における悩みや課題解決のアドバイスを発信している。

