ハローワーク求人情報16,000件のうち、応募条件にパソコンの項目がある求人は1,975件ありました。一方、ある事務職の派遣では30件中30件が「パソコン必須」!
でも、パソコンでどんなことができればいいんだろう?
そこで、求人表に掲載されている仕事内容と「基本」「初級程度」など、もやもやっとしたパソコンレベルを分析しました。
「基本レベル」というキーワードを含む求人
パソコンの「基本レベル」は、会社によって異なります。
会社ごとに「この機能はよく使うから基本的だ」と考えるため、「基本」の定義がありません。
「基礎」よりも高度な操作が求められているのは確かですが、一般化はなかなか難しいので、ここでは、業務内容などから「基本スキル」を推測し、まとめました。
「パソコンを基本的に使える」レベル
- メールの利用(送受信、フォルダの振り分け)
- ファイルの圧縮・展開ができる
- ファイルのアップロード、ダウンロードができる
- ドキュメントに保存する
他社とデータをやりとりする業務が発生する場合、メールの添付ファイル、それにともなったデータの圧縮などが必要になります。
また、ITの基本用語を理解していることも求められるでしょう。
パソカレッジでは、ITの基本用語のテキストをご用意しています。
ワード
- 書類の作成
- 表の作成
- 画像の挿入
決まった文章をもとに書類をゼロから作成する能力が求められます。
したがって文字に加えて、段落の書式(文字の配置など)も使えたほうが好ましいでしょう。
表の作成もできると、さらに良いでしょう。
おすすめ講座は「ワード基礎まるわかり講座」です。
エクセル
- データの集計(SUM関数、AVERAGE関数、MAX、MIN関数など)
- データの並べ替え、抽出
- 見積もりの作成
- 資料作成
入力と表の作成は必須です。
さらに、基本的な関数(特に、合計や平均などの集計に使う関数)を使えるとポイントアップにつながるでしょう。
見積もりデータの作成など、ある程度、型の決まっている書類を作ることができるスキルは必須でしょう。
なお、「基本的なエクセルスキル」と求人票に提示しながらも、高度な作業を求めている企業も少なくありません。
応募時は、しっかり仕事内容を読みましょう。
おすすめ講座は「エクセル基礎まるわかり講座」と「資料作成講座」です。
「初級程度」というキーワードを含む求人
基本と書いてある会社よりも、少し高度な業務を求められています。
パソコン
- 社内ネットワークにファイルを保存・管理
それほど難しいことではありませんが、ネットワークに接続された他の場所にファイルを保存・管理するという意味を分かっておくと良いですね。
ワード
- 画像の挿入
- レイアウトを整える
- 書類の作成(業務連絡書類など)
ワードの機能をほどほど活用できるレベルが期待されます。
このレベルだと、書類も自力でゼロから作成する能力が業務上で必要となるようです。
おすすめ講座は「ワード基礎まるわかり講座」「仕事のワード講座」です。
エクセル
- 書類作成(手順書、スケジュール表など)
- 見栄えのいい表の作成
- グラフの作成
ワード同様、初級程度では、上記の程度の作業は「さっ」とできるようにしておくことが好ましいです。印刷を意識した書類の作成は、クセがあるので、確実に身に付けておきたいスキルです。
おすすめ講座は「エクセル基礎まるわかり講座」、「仕事のエクセル効率UP講座」です。
各オフィスソフトの操作については、パソカレッジの1日短期講習で習得することができます。現在のレベルと目標に合わせてカリキュラムを組むので無駄がありません。
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