再就職に向けてパソコンスキルを高めたい。
なんとなく使ってきたけれど、体系的に学んだことがないので、よそで自分のスキルが通用するか不安。
もっといい操作の方法があるなら学びたい。
年をとっているから、学びながら業務を進めていけるか心配。
新たな職場を求めていたり、新天地での業務に不安を抱えていらっしゃるシニアの方向けのパソコン学習方法をご紹介します。
また、普段のパソコンの活用、学業で必要という方たちにも役立つ情報となります。
シニア層の学習において、一番大切なことは、焦らないことです。
若いころと比べると、理解するスピードも、覚えたいことの定着も、ゆっくりと、より時間がかかるようになります。
このことに気づかずに、あるいは焦ってしまって、頑張って学習を進めても、最終的には効率が悪く、身につくものが少なくなります。
学習が遅くなることに焦らず、年齢だからとあきらめず、粘り強く学習すれば必ず、知識は身につき、実用に結び付けられます。
他の人の学習ペースを気にせず、自分のリズムで、着実に、復習を多めすることを心掛けて、学習を進めましょう。
パソコン教室への通学を検討している場合は、集団講義型の授業ではなく、個別指導型の教室がおすすめです。
以下から、目的と学びたい内容別のおすすめの学習方法をご紹介します。
再就職したいシニアの方のパソコン学習方法
これからの再就職には、パソコンスキルは必須です。必ず役立ちます。
どの程度のスキルを求められてるかは応募先の企業や業務内容によりますが、スキルが高ければ高いほど、再就職先の選択肢が増えます。
パソコンが苦手と感じている方や、初心者の方は、その場しのぎの学習を進めるより、基礎をしっかり学ぶことをおすすめします。
レベルやアプリ、目的別の下記の見出しをクリック(タップ)して開いて、案内をご確認ください。
パソコンの基本(文字の入力)
文字の入力、タイピングのスピードは、作業の速さに直結します。
音声での文字入力も活用されるようになっていますが、主力はキーボードによるタイピングです。
手元を見ずに文字を入力するタッチタイピングは、できるようにしておきましょう。
タイピングの能力が充分かどうかは、以下の「タイピングスピードチェック」から確認できます。
ぜひクリックして、試してみてください。
パソコンの基本(Windows入門/Mac入門)
パソコン用語を覚えよう
パソコンが苦手な方は、パソコン用語を耳にするのもイヤ、という方も多いです。
たしかに、カタカナ言葉や慣れないとわかりづらい考え方がたくさんあって、覚えるのは面倒くさいと感じるかもしれません。
しかし、仕事でパソコンを使うにあたっては、職場での共通語として、パソコン用語は正確に使える必要があります。
操作の学習とともに身につけていけば、実はそこまで難しいこともありません。ゆっくり定着させていきましょう。
正確なパソコン用語を覚えること、基本操作をマスターすることが重要です。
保存や編集ができるようになろう
パソコンの書類作成では、作ったものを「保存」するといった操作が、最初に必要です。
書類を作って保存する、書類を開いて編集する、また保存する、といった流れが自然にできるようになることが大切になります。
はじめてパソコンを始める方も、苦手なパソコンにあらためて向き合おうと決意された方も、どちらでも大丈夫です。
ワンステップずつ、ゆっくり着実にやっていけば、なんなく身につきます。
パソコンには、大まかにWindows(ウィンドウズ)とMac(マック)の2種類があります。たいていはWindowsが使われますが、Macを使うという場合もあるので、事情にあわせて学びましょう。以下のリンクでは、パソカレッジの講座を紹介しています。
ワード
ワードは、定型のサイズの文書を作成するアプリです。
事務作業を募集する企業では、文章を入力でき、書式の設定、表の作成ができるレベルで十分という場合が多いです。
さらに、タブ、インデントなど、きれいな文章を作る機能を使いこなすスキルがあると、効率よく業務が進み、喜ばれるでしょう。
エクセル
エクセルは、数字の計算を含む表の作成や、データベースとして利用するアプリです。
エクセル操作を求める企業では、データ入力と書式設定、基本的な計算と関数ができればいいというレベルから、在庫管理などでデータの照合をしてほしい(VLOOKUP関数など)のような、やや高度なレベルを求められるなど、スキルの要望に幅があります。
エクセルの技能は、あって困るものではありません。実際に、学んだこととスキルが評価され、再就職先で昇進したという話もあります。
また、エクセルに自信がない方は、資格取得を考えてみてもよいかもしれません。体系的に操作を学べますし、再就職にとても有利です。
パワーポイント
パワーポイントは、発表用のスライドや見た目を重視する資料を作成するアプリです。
ワードやエクセルに比べて、操作した感じは簡単ですが、食わず嫌いをしている方が多い印象です。
まったく使わない企業もありますが、発表の機会が多かったり、営業用の資料作りでで使うことも多いです。
基本的な作業はできるようになっておくと、なにかと役立つ機会に恵まれます。
趣味でパソコンを学びたい
もちろん、パソコンは仕事で使うばかりではなく、プライベートでも便利に、さまざまな活動に役立ちます。
スマートフォン全盛の時代、パソコンを使うことが少なくなってしまったという方も多いです。
最近では、エクセルを趣味や教養として学習したいという方も増えています。
エクセルの操作を初級、中級、上級とステップアップして学んでいくこともおすすめです。
また、趣味で資格取得に挑戦するのも、生活の刺激になるのでおすすめです。
大学院に入った方のパソコン学習
大学院へのご進学、おめでとうございます。仕事を一段落されてから大学院で学び直しをされる方も増えていらっしゃいますね。
レポートの作成や論文の執筆にパソコンは必須です。
ワードで文書作成するケースが多いですが、特に目次、文献参照、タブ、インデント、ページ番号などの機能を覚えておきましょう。
これらの機能を知っているか否かで、数十時間分の作業効率の差が出ます。
また、パワーポイントも使えるようにしておきましょう。
発表資料の作成に、余計にかかる時間を割くことになるのは、とてももったいない話です。
わからないことだけをききたい
「基礎から学ばなくてもいい」「しっかり学ばなくてもいい」「わからないこと、困ってることを知りたい」という方向けは、ピンポイントで問題を解決できるプライベートレッスンのような講座がおすすめです。
業務をはじめ、普段のパソコン活用で困っている点、解決したい問題などを直接講師に相談しながら、解決しましょう。
パソカレッジでは、一部のお教室でプライベートレッスンをご用意しております。お近くのパソカレッジにお問い合わせください。
普通の講座や授業と異なり、講師を独占して思いのままに知りたいことをきけるので、おすすめです。
パソカレッジでは、頑張るみなさまを応援しています