パソコンが使えないから、採用を見送った。

そんな経験はありませんか。人手不足が続く今、現場で必要な人材を「パソコンスキル」というハードルで弾いてしまうのは、正直もったいないことだと思います。

パソコンは、教えれば使えるようになります。採用時点でのスキルより、入社後に学ぶ意欲があるかどうかのほうが、よほど大切かもしれません。

この記事では「パソコンが使えない人を採用して、研修で育てる」という考え方と、その進め方について解説します。

パソコンスキルを採用条件から外すと、選べる人材が増える

求人票に「パソコン基本操作ができる方」と書くと、それだけで応募をためらう人がいます。建設・介護・リフォームなど現場系の仕事では特に、「パソコンは苦手だけど仕事はできる」という人材が市場にたくさんいます。

パソコンスキルを採用の必須条件から外したとき、選べる人材の数は大きく変わります。そして、採用後にしっかり研修を用意しておけば、スタートラインが低くても問題ありません。

「採用してから教える」という発想の転換が、人手不足時代の採用戦略として有効です。

1週間の研修で、基礎から実務レベルまで到達できる

「どのくらいで使えるようになるの?」というのが、担当者の方が最も気にされる点です。

タイピングもおぼつかない状態からでも、1日6時間の集中研修を数日間続けると、入力・保存・フォルダ管理・メール送受信といった基本操作は確実に身につきます。

実際に、1名につき約1週間の研修期間を設けて中途採用者を受け入れている会社があります。「研修前はパソコンの電源の入れ方も怪しかった社員が、研修後は自分でファイルを管理してメールのやり取りができるようになった」——そういう変化が、現場での指導の負担を大きく減らします。

最初の研修にしっかり投資しておくと、配属後に上司や先輩が基礎から教える手間がなくなります。結果として、現場全体の生産性が上がります。

研修で教えること、教える順番

パソコンがほぼ初めての方には、次の順番で進めるのが効果的です。

まずタイピングの練習から始めます。キーボードの位置を覚えるだけで、その後の習得スピードが大きく変わります。次に、電源の入れ方・マウス操作・ファイルの保存とフォルダ管理といったパソコンの基本操作を身につけます。ここまでできれば、業務で最低限必要な操作はほぼカバーできます。

その後は職種に応じて、メール・Excel・Wordなど必要なソフトの使い方を加えていきます。全部を一度に教える必要はありません。今の業務で使う機能だけをまず覚えてもらい、必要に応じて少しずつ広げていくのが定着への近道です。

「パソコンができる人」を探すより、「教えられる環境」を作る

人手不足の時代に、パソコンスキルという条件で採用の間口を狭めるのはもったいないことです。

採用した後にしっかり研修する仕組みがあれば、パソコンスキルは採用条件から外せます。外せると、選べる人が増えます。人が増えると、現場が回ります。

「うちはパソコンができない人でも採用できる会社だ」という状態は、採用競争においても強みになります。

パソコン研修の外部委託は、1名から、必要なときに、必要な分だけ利用できます。まず一度、どんな研修ができるか相談してみてください。


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